●柔道の修行の目的には、①「柔道体育法」、②「柔道勝負法」、②「柔道修心法」によって構成される。
嘉納治五郎は柔術を修行している内に、技術上達だけでなく、身体的発達と精神的発育に大いに効果があることを体験し、ぜひ若い人々に教えようと考えた。柔道では攻撃防御の方法を学びながら、「体育法」と「勝負法」と「修心法」の三つを身につけることが出来ると考え、そこでこの三つを柔道の目的とした。

①「柔道体育法」
生理学的身体強化という体育目的に資するよう柔術を安全にしつらえたもの(今日ふつうに柔道といって思い浮かべるのは柔道体育法が競技化したもの)。


●柔道通じて目指していきたいこととして、、

「柔道は心身の力を最も有効に使用する道である。その修行は、攻撃防御の練習によって身体精神を鍛錬修養し、斯道の真髄を体得することである。そうして、これによって己を完成し、世を補益するが柔道修行の究竟の目的である。」

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